宮崎・延岡の繁華街などで2月7日~9日、食べ歩きイベント「のべおかタパス2020」が開かれる。
宮崎県北部に位置する延岡は、リアス式海岸がもたらす海の恵みや山間部で育まれた山の幸、祝子川や五ヶ瀬川など清らかな水で育った牛、豚、鶏、季節の野菜などの食材に恵まれている。県内はもとより、九州を代表する食材の宝庫としての地位を築くため、フランスとスペインの国境をまたぐ美食の地として知られるバスク地方にあやかり、「東九州バスク化構想」を推し進めている。その一環として開く同イベントは、今年で3回目となる。
市内27の飲食店が参加し、地元食材を使った料理をスペインの小皿料理「タパス」にちなんだスタイルで提供する。参加者は500円券5枚つづりのチケット(2,000円)を購入し、1枚で1皿を楽しむことができる。
参加店の一つで東九州バスク化構想延岡推進協議会の料理人部会理事のフランス料理店「シェオンジ」の西園寺孝之さんは「延岡は魚介類、肉類、野菜など豊かな自然が育んだ食材がたくさんある。和食、中華料理、イタリアンなど、いろいろな食文化を楽しめる店が多い。私どものフランス料理の店は敷居が高いと思われがちだが、今回のようなイベントで店に来ていただき、記念日にまた来たいと思ってもらえるきっかけになればうれしい。9日には延岡西日本マラソンも開催されるので、応援がてら来ていただくのも大歓迎」と話す。
タパスをインスタグラムに投稿した人の中からインスタ映えしたものに記念品を贈るキャンペーンも行う。「#のべおかタパス」のハッシュタグを付けて投稿することで参加できる。
チケットは限定1000冊。延岡市役所企画課や延岡総合文化センターなどで販売するほか、ネットでも受け付ける。当日も販売予定だが、無くなり次第終了。使いきれなかったチケットは2月10日~29日、参加店で500円券として使える。
開催時間は各店の営業時間に準ずる(タパスが無くなり次第終了)。