町づくりを考えるイベント「地域の宝」が11月2日、日向市役所(日向市本町)ほかで行われる。
2009(平成21)年に設立した広域連携グループ「東北まちづくりオフサイトミーティング」を手本に、九州版として設立した「九州オフサイトミーティング」。今回は同団体14回目のオフサイトミーティングとして日向で初開催する。
自然、農作物、文化、景観、環境など日向市特有の地域資源を見つめ直し、地元内外の人に広く知ってもらおうと、日向市職員で同実行委員長の林田紘典さん、黒本康敬さんが中心となり企画した。
宮崎市出身の林田さんは「地元の人は日向には何もないとよく言うが、日向市特産のかんきつ類『へべす』や、今年は7万5000人の観客が訪れた『日向ひょっとこ夏祭り』をはじめ、地域の宝がたくさんある。県外の人はもちろん、日向市に住んでいる人、日向市出身の人に町の魅力を再発見してもらい、いいところだなとあらためて思ってもらえたら」と笑顔を見せる。
福岡県出身の黒本さんは「私自身、平戸(長崎県)や中津(大分県)でのオフサイトミーティングに参加し、話を聞いたり、交流したりして、その町に興味を持ち、好きになった。このイベントで関係人口を増やし、日向のファンを一人でも多く作りたい。また来たいと思えるイベントにできれば」と意気込む。
講演会には、印刷会社社長のり実行委員長を務めるなど町づくりに取り組んできた印刷会社社長の是沢利保さん、古民家を改装したカフェを経営する地元農家の黒木洋人さん、ふるさと納税全国1位に導いた長崎の平戸市元職員の黒瀬啓介さんの3人が登壇する。懇親会は細島漁港に場所を移し、特産品の「細島いわがき」や細島どれの魚介類をメインにしたバーベキューを行う。地元婦人部の作る郷土料理も提供する予定。
開催時間は、講演会=13時~17時、懇親会=18時30分~20時30分。参加費は、講演会=1,000円、懇親会=5,000円。
翌日はオプショナルツアー(有料)として、サーフィン体験、市内散策、そば打ち・ピザ作り体験の3コースを用意する。