「カキ小屋 かき寧」(日向市細島)で3月15日、日向産のブランドカキ「細島いわがき」の初売りを前に試食会が行われた。主催は、日向市漁業協同組合細島いわがき生産者部会。
出荷まで1年半の養殖期間を経て市場に出る「細島いわがき」。同会部会長の兒玉慶太さんは「今年のカキは海水温が高かったため、最高の出来」と自信を見せる。今年は昨年より5トン多い、25トンの出荷を見込んでいる。
「道の駅日向」を運営する日向サンパーク温泉の黒木幹夫さんは「昨年は4.5トン販売し、前年比で倍以上を売り上げた。春から秋にかけて、私たちにとってなくてはならない商品。今年も漁協と共に細島いわがきを盛り上げていきたい」と意気込む。
この日の試食会には、日向市内の飲食店や宿泊施設10社と市の関係者など合わせて30人が参加し、初出荷を控える旬の岩ガキに舌鼓を打った。
初売りは3月16日。「カキ小屋 かき寧」ほか、「海の駅ほそしま」「道の駅日向」「はまぐり碁石の里」などで販売する。