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宮崎・日向の子ども食堂で学習支援 地元塾講師が月1回実施

学習支援をする地元学習塾代表の長谷川仁さん

学習支援をする地元学習塾代表の長谷川仁さん

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 日向・富高の「フードバンク日向」がカフェ「Kakure Cafe NICO」(日向市富高、TEL 0982‐54‐8466)で学習支援事業を始めて半年が過ぎた。

 同店は毎月第3土曜を「子どもカフェ」と名付け、ランチを無料で提供している。社会問題としての子どもの貧困や「孤食」の問題を解決する一つの方策として2017年12月に始めた。同店の堀アトムさんは子ども食堂の活動から、まだ食べられるのにさまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べものに困っている人や施設に届ける社会福祉活動「フードバンク」を始め、「フードバンク日向」を立ち上げた。堀さんは次第に、食事だけでなく学習支援も行えないかと考えるようになったという。

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 地元学習塾「誠成(せいせい)塾」代表の長谷川仁さんが子どもカフェの活動を知り、同店に連絡。堀さんと意気投合し、昨年12月、月1回の学習支援を始めた。5月から子どもカフェ実施日に学習支援を行うようになり、参加する子どもたちが増えている。

 長谷川さんは20年間塾を経営し、小学生から中学生の子どもに英語、数学を指導している。「長年子どもと関わる仕事をしてきて、子ども食堂の活動にも興味を持っていた。月1回の勉強では足りないことは分かっているが、まずは子どもたちの学習のきっかけになればと思い、始めた。塾に行く金銭的な余裕のない家庭の子どもは、学ぶことから遠ざかってしまう場合も多い。学ぶことの楽しさを知り、志を高く持ってほしい。子どもの一生懸命な気持ちを大切にし、指導してくれる大人が増えれば、支援日を増やすこともできると思う」と話す。

 堀さんは「毎日の生活に追われ、子どもの勉強まで見てやれない親御さんもいる。塾に行っておらず、振り返り学習をしたい、苦手な教科を克服したいという子などに来てほしい。ゆくゆくは学習指導だけでなく、キャリア教育の一環として、地元企業の社長を招き、子どもたちに話をしてもらうような機会も作りたい。先生役を買って出てくれる人は誰でも歓迎。たくさんの小中学生に学びの場を提供できれば」と笑顔を見せる。今年度は日向市の「子どもの居場所づくり支援事業運営業務委託」を受けて活動している。

 実施は毎月第3土曜の14時~16時。次回は7月20日。

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