宮崎・日向の加工食品メーカー「ミツイシ」（日向市財光寺、TEL 0982-54-2627）が9月1日、宮崎産の日向夏、へべす、ゆずを使ったぽん酢を発売する。

「はまぐり碁石の里」に陳列された「三柑ポン酢」

　日向特産の「はまぐり碁石」の製造、販売やドライブイン事業を手掛ける同社。食品の加工工場を所有し、これまでにもドレッシング、洋菓子などの製造を行ってきた。今回、発売されるのは調味料の「極み　三柑（さんかん）ポン酢」。材料に宮崎県産の3つのかんきつ、日向夏、へべす、ゆずを使い、全体の3分の1が果汁で占められていることが特徴。サバ、カツオ、ウルメ、干しシイタケから取った天然だしを合わせる。

　同社の黒木宏二さんは「宮崎には日向夏やへべすなど、優れたかんきつ類があるので、これらを使ってぽん酢を作りたいと思っていた。化学調味料、保存料は使わず、自然の素材を生かした優しい味に仕上げている。ハンバーグやカルパッチョなどの洋食のほか、サンマの塩焼きや寄せ鍋、豚しゃぶなどの和食にも合うので、各家庭の食卓で楽しんでいただけるとうれしい。この商品をきっかけにさらに宮崎の豊かな資源、食を全国にPRしたい」と話す。

　価格は540円（180ミリリットル）。現在、日向市のドライブイン「はまぐり碁石の里」や門川町の地元加工品アンテナショップ「さーて黒潮」などで先行販売中。9月1日から全国販売を開始する。