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宮崎・門川に地場食材加工品アンテナショップ 高齢者・障がい者積極雇用も

自社工場で加工した「からすみ」

自社工場で加工した「からすみ」

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 宮崎・門川町に8月11日、地場食材加工品のアンテナショップ「SA・Te(さーて)黒潮」がオープンした。

8月11日にグランドオープンした「さーて黒潮」

 場所は国道10号線沿いの門川尾末。同じ場所に工場を持ち、製造、加工、販売を行う。食を通じて、社会、福祉、地元の課題を解決、貢献するほか、高齢者、障がい者の積極的な雇用も目指す。延岡市の大手企業、旭化成のOBが主体となり店名と同名の「SA・Te黒潮」を2017年8月設立した。

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 同社がオリジナル商品の第1弾として発表したからすみ「ひなた黒潮 唐墨」は日向灘沖で獲れたボラの魚卵を使う。社長の久壽米木正一さんは「宮崎県のボラは品質が良く、長崎県や台湾で原料として使われ特産品となっている。それならば、これからは宮崎県にいるわれわれの特産物として加工し、製品化しようと考えた」と言う。同町のふるさと納税返礼品にも認定されている。

 門川町の特産品として、「イチマル水産」のあげみ(さつま揚げ)、「熊野農園」のへべす果汁、「へべ塩」、「新門農園」のトマト、トマトジュース、「ひむか野菜光房」のレタスなどを販売。延岡市の福祉事務所「ひかり工房」が制作した木工品や紙製品、「桝元」の辛麺のインスタント麺、宮崎市「白水舎乳業」のソフトクリームなども提供する。

 8月10日には門川町役場で「地域共生講演会」と題して、宮崎県福祉保健課の東原擁慈さん、京都橘大学教授の小川敬之さん、久壽米木さんが講演した。宮崎県立地企業認定書も交付された。

 久壽米木さんは「宮崎には価値ある素材がたくさんあるが、加工する場所がないというのが悩み。地元で加工まで行い、ここにしかない、ここでしか味わえないものを開発し、県北地域で食のビジネスを活性化させたい。新しい技術開発も行い、高齢者、障がい者の方々も一緒に社会に貢献する喜びを味わってほしい」と話す。

 営業時間は9時~18時。月曜定休。