日向唯一の焼酎メーカー「あくがれ蒸留所」(日向市東郷町、TEL 0982-68-3550)が6月1日、夏季限定焼酎「東郷大地の夢14°」の販売を始める。
青色のガラス瓶に同市東郷町出身の歌人、若山牧水のイラストをラベルに採用した同商品。発売3年の今年は濃い青色の瓶を採用し、波に千鳥の文様が描かれている。原料には希少品種のサツマイモ「ダイチノユメ」を使い、国産の米麹で仕込み、10年間熟成させた。
同社の杜氏(とうじ)である山本豊文さんは「米麹も東郷町産のヒノヒカリを原料とし、仕込み水には地元の水源、耳川の伏流水を使っている。まさに日向市の自然が生んだ焼酎で、アルコール度数を14度まで落とすため丁寧に割水(わりみず)していることも特徴。これからの暑くなる時期にぜひ瓶ごと冷やしてストレートかロックで楽しんでもらいたい」と話す。
同社の女性社員は「若山牧水のように遠く離れた場所から故郷を思い出す、県外で頑張っていらっしゃる多くの方々にも飲んでいただけたら。夏の疲れを癒やす一杯として喜んでもらえるとうれしい」と話す。
価格は720ミリリットル入り=1,296円。日向市内の酒店、道の駅のほか、全国の取引店で販売する。現在予約を受け付けている。