宮崎県北部の名産品を販売する東京のアンテナショップ「座・ガモール　神の国から」（豊島区巣鴨）が3月14日、開店1カ月を迎えた。

日向特産のへべすを使った菓子も

　「おばあちゃんの原宿」とも呼ばれる東京・巣鴨で、延岡市、日向市、高千穂町などの特産品を販売する同店。大正大学（豊島区西巣鴨）と巣鴨地域の3商店街が連携して設立した一般社団法人「コンソーシアムすがも花街道」、延岡、日向、高千穂の観光協会関係者を中心に設立された新会社「神の国から」が運営に当たる。「座・ガモール」としては3店目。

　大正大学には2016年4月、地域創生学部が新設され、学生たちは全国各地の提携先で1年時に約40日間の現地実習を行う。同学部が延岡市で実習を行っている関係で、今回のオープンにつながった。同大生もスタッフとして働く。

　日向市の商品は、「カフェ・グリングラス」の洋菓子、「桃乃屋」の和菓子、「AYA-HIMUCA」の調味料、「アグア デ イエルバ」のハーブティー、「谷岩茶舗」の茶葉、「宮崎サン・ソルト」の「満潮の塩」、「本吉」のシイタケ加工品など。門川町の「水永水産」の海産物なども販売している。

　同店の松永多以（たえ）店長は「試行錯誤で何とか1カ月を迎えることができた。お客さんから教わることも多いが、多くの人が『また来たいな』と思える店にしたい。これからは生産者の人たちともっと関わり、生産者の思いをアピールしていきたい」と笑顔を見せる。

　営業時間は10時30分～17時30分。水曜定休。「とげぬき地蔵尊　高台寺」の縁日である4の付く日が水曜の場合は営業し、翌木曜は休業となる。