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延岡・土々呂の極楽寺でミャンマー写真展 主催者「『忘れない』の思い胸に」

主催者で写真の撮影者でもある富山隆志さん

主催者で写真の撮影者でもある富山隆志さん

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 延岡・土々呂の極楽寺(土々呂町5、TEL 0982-37-0265)で現在、ミャンマーをテーマにした写真展「ミャンマーを忘れない写真展 2022」が開かれている。

延岡の企業との連携で商品化されたミャンマー産の食品

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 同展を開くのは、JICA(国際協力機構)九州の宮崎県北地域国際協力アドバイザーの富山隆志さん。県立延岡工業高校の元校長で、延岡・ミャンマー友好会のメンバーとしても活動する。ミャンマーとの交流は、1995(平成7)年にアマチュア無線の技術者として富山さんが招待を受け訪問したときから。ミャンマーの人たちが食品加工業に従事できるよう、延岡の企業との橋渡し役を務め、研修生の受け入れにも尽力してきた。

 開催について、富山さんは「軍事クーデター以来、多くの人から研修生を気遣い、『何かできないか』と声を掛けられた。クーデターからまもなく1年半、私たちができるのは『忘れない』ことだと思い、私が趣味で撮影してきた写真を皆さんに見てもらうことにした。私たちと世界の人々の未来と平和を語る場になり、写真から何かを感じていただけたら」と話す。

 富山さんによると、ミャンマーの人たちは敬虔(けいけん)な仏教徒が多く、穏やかで控えめな国民性を持つ。「澄み切った心を持つ人々に出会い、いっぺんにミャンマーのとりこになった」という。

 展示する写真は全部で33点。仏塔や農村の風景写真から、読経する僧侶や子どもの面倒を見る若い母親の姿まで、ミャンマーの日常を切り取っている。

 展示時間は11時~17時。入場無料。7月7日まで。17日(13時~16時)=日向の英会話学校「サンシャインアカデミー」(日知屋)、25日~31日(25日13時~18時、26日~30日10時~18時、31日10時~16時)=宮崎の「宮日会館」2階ギャラリー(宮崎市高千穂通1)でも巡回展示する。

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