日向唯一の焼酎メーカー「あくがれ蒸留所」(日向市東郷町、TEL 0982-68-3550)が6月10日、夏季限定焼酎「東郷大地の夢14°」の販売を始める。
青色のガラス瓶に同市東郷町出身の歌人、若山牧水のイラストをラベルに採用した同商品。原料には希少品種のサツマイモ「ダイチノユメ」を使い、国産の米麹で仕込み、9年間熟成させた。
同社の白石三千男さんは「ダイチノユメは生産している農家が少ない品種のため、特別に依頼して作ってもらっている。でんぷん濃度が高いので、糖度が高く、甘みがと強い香りが特徴の焼酎に仕上がる」と話す。
白石さんによると、アルコール度数が14度のため、夏場でも飲みやすく、ロックまたは瓶ごと冷やしてストレートで飲むのがお薦めという。
同社では通常外部のデザイナーにラベルのデザインを発注しているが、今回は新入社員の安田悠奈さんを抜擢。入社試験の面接で小さい頃から漫画を描くことが好きで、現在も趣味で作品を描いていることを明かしたことからデザインを担当するに至った。ラベルは宇宙をイメージさせる背景画に牧水の肖像画を配置している。
1本(720ml)1,296円。日向市内の酒店や道の駅、一部コンビニのほか、全国の取引店で販売。同社で直接購入も可。現在、予約を受け付けている。