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日向・塩見のカフェ「森みち」が1周年 古民家改築し農家が経営

「ズッキーニジンジャーブレッド」(左)と「ヘベスのウィークエンドシトロン」

「ズッキーニジンジャーブレッド」(左)と「ヘベスのウィークエンドシトロン」

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 日向・塩見のカフェ「森みち」(TEL 0982-66-6171)が6月1日、1周年を迎える。

ミニトマト、ヘベス、ズッキーニを栽培する農家でもあるオーナーの黒木洋人さん

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 ミニトマト、ヘベス、ズッキーニを栽培する農家を営むオーナーの黒木洋人さんは、昨年念願のカフェをオープンした。2014年に築80年の古民家を借り受け、周辺のやぶや室内の廃品を処分したり、廃材で家具を作ったりするなど、3年かけてリノベーションを施した。最後の年は現代美術のひとつであるインスタ―レーションアートの作家と話し合いながら、5カ月間の仕上げ作業を行ったという。

 黒木さんの家は10代続く農家だが「20歳までは家業がすごく嫌だった。県外に出て社会人を経験した後、園芸専門学校に入学。そこで初めて植物の生態に興味を持ち、旬の野菜がおいしく、地元の在来種の価値を知った」と話す。地元の特産品、へべすの生産量拡大や新規就農支援の活動も行う。将来は宿泊施設を備えたレストランの「オーベルジュ」を経営することが夢だという。

 同店の特徴は「自分で作った野菜やハーブを使い、農家でしか味わえないランチ、デザートを提供すること」と黒木さん。ミニトマトやその他の野菜をふんだんに使った「ミニトマトのハヤシライス」「ミニトマトのドリア」(いずれもサラダ付き、1,000円)のほか、デザートとして「へべスのチョコスコーン」(250円)、「ズッキーニジンジャーブレッド」(350円)などを用意する。

 営業時間は11時~18時。木曜~土曜のみ営業。

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