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宮崎・高千穂町で農業と神話テーマのオンラインツアー 事前に特産品送付

案内人で神楽の舞手でもある佐藤翔平さん

案内人で神楽の舞手でもある佐藤翔平さん

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 宮崎県高千穂町で9月26日、農業と神話をテーマにしたオンラインツアーが開催される。

棚田の風景も美しい高千穂町

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 宮崎県で一番の観光地として全国的にも知られる高千穂町は、自然の造形が美しい高千穂峡を始め、「天孫降臨の地」といわれる神話の舞台や、伝統芸能の夜神楽などで人気を集める。高千穂町をはじめ、日之影町、五ヶ瀬町、諸塚村、椎葉村を含めた宮崎県北山間部の3町2村は、「高千穂郷・椎葉村地域」として世界農業遺産に認定されている。同ツアーは世界農業遺産地域を盛り上げようと高千穂郷・椎葉山地域世界農業遺産活性化協議会などが企画した。今後、諸塚村、五ヶ瀬町の順でツアー企画を予定している。

 オンラインツアーの案内人は、食べ物付き雑誌「高千穂郷食べる通信」の編集を手掛ける佐藤翔平さん。神話についての解説は、天岩戸神社宮司の佐藤永周さん、農業についての解説は、13代続く農家で「日本棚田100選」に選ばれた尾戸之口の棚田でコメ生産を手掛ける「岩戸精米」の佐藤亮次さん、有美さん夫婦が行う。

 ツアー前には、岩戸精米のコメ「長衛門米」、宮崎県のブランド茶葉「釜炒り茶」、キンカンのドライフルーツなど特産品セットを参加者に届ける。宮崎牛のローストビーフが含まれるセットもある。

 案内人の佐藤さんは「コロナ禍で観光客に来てもらえない状況は昨年から変わっておらず、お土産付きのツアーにすることで生産者や事業者の手助けができればと考えた。届いた品物を食べ、作った本人の話を聞けば、より商品の魅力を感じてもらえて思い入れの違う物になると思う。コロナが収束した時にはぜひ高千穂に来てもらい、2倍も3倍も楽しんでもらえたら」と話す。

 参加費は、4,500円、5,000円、6,800円の3コースを用意する(以上、送料・ツアー代込み)。定員は先着30人。申し込み締め切りは9月20日。

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