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宮崎・椎葉村の菓子店が「宮崎フルーツバター」販売 看板商品基に商品化

完熟マンゴーの「宮崎フルーツバター」

完熟マンゴーの「宮崎フルーツバター」

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 宮崎・椎葉村の菓子店「菓te-ri(カテーリ)」が5月24日、新商品「宮崎フルーツバター」の予約販売を始めた。

完熟マンゴーの「宮崎フルーツバター」はトーストにも

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 2019年11月に、日本三大秘境の一つともいわれる宮崎県椎葉村にオープンした同店。店主の椎葉昌史さんによると、コロナ禍の影響で売り上げが約8割減となったため、起死回生を図る新商品として、クリ、イチゴ、日向夏などを入れたバタークリームを、焼いた厚めの生地で挟んだ「宮崎バターサンド」を2020年4月に開発したという。オンラインショップで販売したところ、年間10万個を売るヒット商品になった。椎葉さんは「特に30~60代の女性に受け入れられ、リピートして購入いただく率も高く看板商品になった。そのお客さまの中から、『バターサンドのクリームだけ欲しい』との声が出て、今回のフルーツバターを販売することになった」と話す。

 味は、完熟マンゴー、いちご、日向夏の3種類。菓te-ri、宮崎長友農園(宮崎市)、南日本酪農(都城市)の3社で共同開発した。価格は、90グラム瓶入り=600円、150グラム瓶入り=900円。

 椎葉さんは「南国宮崎を代表する3つの果物を使って、飽きのこないおいしさを実現した。果物は宮崎県各地の生産者さんから、高千穂発酵バターなどの乳製品は南日本酪農の物を使い、低温真空調理法で果物本来の味を生かし、加える糖分を最小限にとどめることができた。受注生産を行うことで、賞味期限切れで商品を廃棄するという食品ロス問題が起きないよう、SDGsにも配慮した」と話す。「椎葉村も観光客が訪れなくなりさびしいが、宮崎フルーツバターをパンに塗るなどして、南国を旅行しているような気分を味わってほしい」とも。

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