宮崎・日之影町の「姫泉酒造」(日之影町岩井川、TEL 0982-87-2016)が3月17日、町内産原料で作った芋焼酎「渓谷の光」の販売を開始する。
遊休農地の解消を図り、日之影町産の芋で新しい焼酎を作ろうと始まった姫泉酒造のプロジェクト。日之影町の深角集落にある約20アールの農地で、宮崎紅とコガネセンガンの2種類のサツマイモを生産し、「純町内産焼酎」が完成した。名前は一般公募で決めることにし、今年1月に募集したところ、91の応募があった。
1次、2次審査を経て、最終審査に残った5銘柄から、町役場や同集落の人たちと協議した結果、「渓谷の光」に決まった。命名者は延岡市在住の50代男性、津田俊二さん。日之影町の名前の由来であり、地理的な特徴を示す「渓谷」「光」に、コロナウイルスの終息を願い「希望の光」の意味も込めたという。
姫泉酒造、営業・企画運営部長の姫野寛彰さんによると、ラベルは町のシンボルである青雲橋を取り入れ、温かな光が差すデザインにしたという。姫野さんは「本当に多くの応募があり嬉しい限り。味、香り共にすっきりと仕上げた。アルコール度数は20度で女性でも飲みやすい焼酎に仕上がったと思う」と笑顔を見せる。
宮崎県内限定販売。希望小売価格は、720ミリリットルl瓶=1,210円、一升瓶=2,365円。