日向市細島の商社「ユニバーサルインターテック」(TEL 0982-57-3682)が大葉などのフレーバーティーを開発し、10月販売を開始した。
同社は化学繊維、プラスティック原料の加工、販売を本業とし、2019年5月にアグリ事業部を創設し、本社の建物内で大葉の水耕栽培を行う。ブランド「彩乃庄(さいのしょう)」を立ち上げ、宮崎県産の材料を使い、健康を考え、環境にも配慮した食品を作ることを目指す。今回の商品は昨年末から開発に取り組んできた。谷岩茶舗(浜町)が選んだ緑茶と大葉、ショウガ、へべすを合わせた3種のフレーバーティーと大葉だけで作ったお茶が完成した。
同社社長の松田泰幸さんは「12年前にリーマンショックを経験し、単一事業ではこの先厳しいと思い、別分野での事業展開ができないかと新事業を始めた。大葉と日向市産の材料を使って、何か加工品が作れないかと考え、フレーバーティーに行きついた。働く女性や主婦の皆さんをターゲットに、仕事や生活に慌ただしく流れる時間の中で、お茶を飲んでほんのひとときのリラックスタイムを作ってもらえればうれしい」と話す。「今回のフレーバーティーが細島、日向市をPRするきっかけになってくれれば」とも。
価格は「やさしい大葉緑茶」「ほっこりしょうが緑茶」「さっぱりへべす緑茶」「すっきり大葉茶」の4種とも1パック648円。「まちの駅とみたか」(上町)、「ほそしま海の駅」(細島)、金ヶ浜の商業施設「ステアーズ オブ ザ シー」のほか、オンライン販売も。