日向の民宿「山の茶屋」(日向市原町、TEL 0982-53-8881)が6月24日、ランチで「冷や汁」の提供を開始した。
冷や汁は宮崎を代表する郷土料理。魚だしとみそで味を付けた冷たい汁物を冷ましたご飯にかけて食べる。暑さで食欲が落ちる夏場の食べ物として定着している。
山の茶屋ではこれまで宿泊客の食事として提供してきたが、今回ランチメニューに初登場。「冷や汁はじめました」とおかみの三樹かよ子さんがSNSに投稿したところ、さっそく常連客が冷や汁を求めた。
「青魚を焼いて、みそを焼いて、香ばしくしたものをすり鉢に入れて炒ったごまと一緒にすりこぎでする。それをだしでのばして、木綿豆腐を潰し入れ、地元の農家さんが作った新鮮なきゅうりを輪切りにして浮かべ、大葉とミョウガを散らして冷やす。炊きたてのご飯をわざわざ冷まして一緒に提供する。ご飯にぶっかけて食べてもらえば、夏バテも吹き飛ぶから人気」と三樹さんは話す。「さらに日向市特産の香酸かんきつ類のへべすも浮かべているので、さっぱり、爽やかに食べることができる」と胸を張る。
冷や汁は600円。おかずが1品付く「冷や汁定食」は750円。同じタイミングで「冷やし中華」(650円)も始めた。いずれもテークアウト可。
ランチの営業時間は11時30分~13時30分。土曜・日曜定休。