宮崎・日向の持ち帰りギョーザ店「餃子(ギョーザ)の里」(日向市財光寺、TEL 0982-66-5335)が3月18日で1周年を迎えた。
店主の成合重信さんがキャベツ、豚肉にへベスの実や皮まで刻み入れた「へべす餃子」を開発し、居酒屋「日向の里」で提供していたところ、常連客に好評で持ち帰り専門のギョーザ店を開くに至った。この1年で県内のギョーザイベントやマルシェなどへの出店を重ね、着実にファンを増やしている。
「ラーメンも持ち帰りたい」という客の声に応え3月から、テークアウト用の「岩ラーメン」(550円)の販売も始めた。「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、外出自粛で外食を控えている人にも食べてほしい」とこの時期の販売開始となった。
成合さんは「日向市の街なかで営業する居酒屋『日向の里』は、もともと父が国道10号線沿いの美々津で営んでいた『岩ラーメン』を移転、開業したのが始まり。飲んだ後の〆にラーメンを食べて帰る客が多く、その頃から『持ち帰りたい』という声があり、それがようやく実現した」と笑顔を見せる。
「持ち帰り用のラーメンは豚骨スープのみに絞った。麺を伸びにくい中華麺に変えるなどしたので、レンジで4~5分温めるだけで、店のラーメンの味を家庭で食べていただける。豚肉、モヤシ、メンマ、かまぼこ、ネギのトッピングも店と同じ。しかも、店で食べるより100円以上安いのでお得」と成合さん。
営業時間は15時~19時30分。月曜定休。