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宮崎・門川の中華料理店で2.5キロの大食いメニュー いまだ成功者おらず

今回挑戦した「食うモン」こと田崎さん

今回挑戦した「食うモン」こと田崎さん

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 宮崎・門川町の中華料理店「孫悟空」(門川町加草、TEL 0982-60-3557)が2018(平成30)年夏ごろから、唐揚げ、ホイコーロー、ご飯の大盛りメニューを提供している。

名物の大ぶり唐揚げ10個にホイコーローがてんこ盛り。下に1.5キロの白飯が鎮座する

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 考案したのは同店オーナーシェフの園田俊一さん。園田さん自身、チャレンジメニューに挑戦することが好きで、カレーチェーン店がかつて提供していた大盛りメニュー「1300gカレー」を制限時間20分以内に完食したこともある。今回のチャレンジメニューは大ぶりの唐揚げ10個、大盛りのホイコーローに1キロのご飯が付いたもので、総重量は2.5キロを超える。30分で完食すると2,500円の代金が無料になる。

 園田さんは「お客さんが面白がってくれることがやりたくて始めた。当初は制限時間を20分にしていたが、誰も成功する人がおらず、ルールが厳しすぎると感じ、10分延長した。それでもまだ完食する人は現れていない」と話す。

 この日、同メニューに挑戦したのは日向市文化交流センター職員の田崎幸喜さん。現在、体重140キロで、ハンバーガーを16個食べたり、ギョーザ100個を完食したりしたこともある。普段の昼食も並サイズの6倍ある牛丼のキングサイズだけでは足りず、並をプラスしたり、1.3キロある地元スーパーの「マジ卍(まんじ)弁当」を食べたりしているため、上司に「食うモン」というあだ名を付けられたという。田崎さんは「大食いは10年前の20代の頃がピークだったが、前日もたくさん食べて準備をしてきた。今日も完食を目指す」と意気込む。

 「おいしい」「衣の味付けがすばらしく、サクサクしている」「ご飯が進む」と言いながら、食べ始めた。10分経過したところでリミッターカット(ベルトを外すこと)し、他のテーブルの客からも「応援しちょっけ」「頑張って」と声を掛けられ、テンポよく食べていった。ただ、冷めない唐揚げに苦戦したようで田崎さんの秘儀である「流し込み」を試みたものの、「アタタタタタ」とカンフーをする人のような声を上げ、熱さと格闘し、5分の2ほどを残したところでタイムアップとなった。

 田崎さんは「猫舌にはかなり不利な戦いだったが、冷めずに肉汁がたっぷり出てくる唐揚げをずっとおいしく食べられた。自分が熱さに強ければ成功したかもしれない」と悔しさをあらわにしていた。

 チャレンジメニューは平日のみ。予約不要。営業時間は11時~14時、17時30分~21時30分。木曜定休。

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