宮崎・日向の細島工業港1号・2号岸壁(細島)に10月25日、クルーズ船「SILVER MUSE(シルバー・ミューズ)」が初寄港した。宮崎県としても初。
全長212.8メートル、全幅27.00メートル、総トン数4万700トンのバハマ船籍。国内外の乗客528人を乗せ、今月21日に東京を出発した。23日に大阪に寄り、25日正午に同港へ入港した。
同港では、日向市特産のかんきつ類「へべす」を使った「へべす水まんじゅう」、かやの木を使った「かんざし」、「マグロコロッケ」、「鶏の炭火焼き」などを販売し、あんどん製作体験も行う。
オプショナルツアーとして、江戸時代からの古民家が立ち並ぶ美々津の街並みや、ラグビー日本代表が必勝祈願をした「大御神社」や絶景スポットの「クルスの海」など日向市内を巡る人や、高千穂峡や天岩戸神社などで知られる高千穂町へのツアーに出掛けた人もいた。
16時30分から船内で歓迎式典が行われ、花束や記念品の贈呈を予定する。18時からは、日向市職員ひょっとこ踊り愛好会による「ひょっとこ踊り」、和太鼓グループ「天地鼓響」による和太鼓演奏で乗客をもてなす。 同船は同日19時に同港を出港し、天津(北京)、上海を回り、11月4日に香港へ帰港する予定。