新鮮な地取れの水産物を使った「うみウララ地どれ海幸丼フェア」が4月26日から、延岡市のうみウララエリア(北浦・南浦・島野浦)内の飲食店7店でスタートする。
延岡市は九州で第2位、全国でも第7位の水揚げ高を誇る水産都市。ゴールデンウイークに向けて港町ならではの新鮮な素材を、参加店それぞれが工夫を凝らし豪快な丼にして提供するフェアは今年で2年目。汁物、小鉢1~2品付きで1,500円~1,800円のメニューを提供する。
フェアに参加するのは、「料理処(どころ) 丸金」、「民宿・お食事処 臨港」(以上、北浦町市振)、「お食事処 さとう」、「潮香ノ宿 高平屋」、「道の駅北浦 レストラン海鮮館」(以上、北浦町古江)、「板前のまかない料理 旬肴」(熊野江町)、「民宿 紺碧(こんぺき)」(須美江町)の7店。
開幕を前に4月24日、提供店を代表し丸金の高平健世さんと紺碧の甲斐宏明さんが延岡市役所を訪れ、読谷山洋司市長に海幸丼を試食してもらった。
丸金の海幸丼は、その日に水揚げされたメジナ、タイなどの白身魚の刺し身と皮ごとさっとあぶった「焼っ切り」、サザエなどをご飯の上にぎっしりと盛り付け。甘口しょうゆか特製のアオサ入りたまりしょうゆで食べる。
紺碧では、自社の定置網に入った魚やイカ、サザエなどを甘口しょう油かユッケ風の特製たれをかけて食べる。この日はカマス、アジ、タイ、イカ、サザエのほか、タイの漬けをのせた。
試食した読谷山市長は「健康ブームもあり、みんなが求めている食材がここに詰まっている。延岡の魅力を凝縮してPRしてもらっており、食べた人たちがまた来たいと思えるような役割をお願いしたい」と要望。
2人は「どの店もサービス価格で新鮮な海の幸を提供している。ゴールデンウイークは延岡に来て、ここならではの海の幸を堪能してほしい」とPRした。
海幸丼の注文は事前の予約が必要。6月30日まで。うみウララエリアでは年間を通し、ひむか本サバ(7~8月)、伊勢えび(9~11月)、藻イカ(アオリイカ、10月)と、四季折々の食材を生かしたフェアをシリーズ化して開催する。