地域資源を生かした商品づくりを競う「日向宝物グランプリ」が11月17日、日向市駅前交流広場(日向市上町)で行われた。主催は日向市地域雇用創造協議会。
日向・入郷地域の野菜や加工品の販売などを行うイベント「産業合同フェスタ」内で行われ、日向、門川で「オンリーワンの商品」づくりを手掛ける6事業者がプレゼンテーションを行った。
グランプリを受賞したのは消臭・芳香雑貨を製造販売する「えこのは」の衣類防虫剤「日向しょうのう」。同社の川野玲子さんは同品について、「2006年に日本で1軒しかなかった樟脳(しょうのう)メーカーに教えを乞うて作り始めた。宮崎県産クスノキの天然ウッドチップを材料に樟脳を製造している。日向しょうのうを作り初めて10年以上がたち、この商品を日向市から全国へと羽ばたかせ、クスノキの力で新しいライフスタイルを提案していきたい」と話す。
授賞の理由について、審査員の一人である同市商工観光課の福田幸一さんは「活用方法がまだまだたくさんある、非常にポテンシャルの高い商品。PRの仕方を考えればもっと販路拡大ができるのではとの期待も込めてグランプリに決めた」と説明した。
準グランプリには、食品加工会社「幸食品」(門川町)の「骨なし豚足」、地域商社「TABERU」(日向市富高)の「いらかぶマスタード」が決まった。
グランプリ、準グランプリの3事業者は、2019年に東京で開催される「にっぽんの宝物 JAPANグランプリ」に出場する権利を得た。