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日向の平岩地蔵まつりでやぐら餅つき 朝市も同時開催

30~40人ほどがロープを引っ張り、きねを上下させるやぐら餅つき

30~40人ほどがロープを引っ張り、きねを上下させるやぐら餅つき

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 日向の平岩地蔵尊(日向市平岩)で2月19日~21日に「平岩地蔵まつり」が開催され、初日、2日目の午前中には恒例のやぐら餅つきが行われた。主催は平岩地蔵尊奉賛会。

やぐら餅つき音頭が歌われる中、5分ほどで餅がつきあがる

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 同地蔵尊には、江戸時代に全国を旅して修行し訪れた先で仏像を彫った木喰上人の手による「愛宕勝軍地蔵坐像(ざぞう)」「利剣六字名号」が納められている。どちらも日向市が有形文化財に指定している。

 同大祭は毎年旧暦の1月24日から3日間行われる。やぐら餅つきは1993年、地蔵尊が新築されたことをきっかけに始められた。奉賛会によると「餅をつく時に人々の苦難や病魔、厄などを一緒につき混ぜ砕く。転じて福となすという意味を込めている」という。もち米は地元の人が奉納したもの。やぐら餅つき音頭が歌われる中、一日に13~15回の餅つきが行われる。

 やぐらの高さはきねの突端まで5.5メートル、重さは50キログラム。四方に2本ずつ計8本の綱がきねに結び付けられ、それらを参拝者が引いたり、緩めたりして餅をつく。ついた餅はその場ですぐに地元の女性たちによって丸められ、振る舞われた。

 境内では平岩まちづくり協議会による「ふれあい朝市」も開かれ、旬のキンカン「たまたま」や高菜漬け、焼き芋やパンジーの苗木、手作りの雑貨などが販売された。

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