宮崎・日向のカキ「細島いわがき」がオイル漬けとして商品化され、10月23日、販売を開始する。
生産・販売するのは日向市細島の水産加工会社「ゆめひなた」。社長の是沢彰吾さんは高校卒業後、4年間漁師として船に乗り、その後、母と共に水産加工業に従事。自分の会社を興し、本格的に加工業を営むため延岡市の同業の会社で学ぶなどし、2017年7月、同社を立ち上げた。
細島いわがきは2011年に養殖を始めた日向市のブランドガキ。是沢さんは「出荷できない細島いわがきのB品を無駄にしないため、商品化し、特産品として販売できないかと考えていた。養殖を最初に始めた『漁勇丸』の児玉幸裕さんの協力を得て材料を確保し、1年の開発期間を経て、ようやく今回販売をスタートすることになった。ラベルのデザインは海をモチーフにし、イワガキを引き立てる高級感があるものになった」と話す。
是沢さんによれば、同品はそのまま食べるほか、パスタとあえたり、焼いたバゲットにのせたりするのがおすすめだという。今後も細島イワガキを使った加工品を商品化する予定。
価格は980円。「海の駅 ほそしま」(細島)、「道の駅 日向」(幸脇)、「ママンマルシェTAKANABE」(高鍋町)で販売する。