宮崎県日向市の体操ダンスを復活させたいと立ち上がった「日向サンバ同好会」が9月15日、1周年を迎えた。
1980年代前半にシンガー・ソングライターの安齋旅人さんが作った曲に、ハワイアンフラ講師の岡山睦子さんが振りを付けた「日向サンバ」。市民の健康増進を目的に作られ、当初は市内小学校の運動会などで踊られる地元では誰もが知るダンスだったが、その後30年の時を経て廃れていった。
同会代表の岩崎香織さんは5、6年前から、小学生の頃から好きだった同サンバを復活させたいと考えていたという。昨年9月15日に初めての講習会を開催。今年8月には2万人以上が集まる日向市最大の祭り「日向ひょっとこ祭り」のステージイベントで100人を超える参加者と共に同サンバを披露するまでになった。
岩崎さんは「最初はたった3人だけでの講習会だったが、だんだん集まる人が増え、公民館や市庁舎だけでなく、個人のお宅やママたちのサークルにもお邪魔してみんなで踊った。最初の講習会直後に世界ジュニアサーフィン選手権で外国人選手と一緒に踊れたことが一つのきっかけになり、もっとみんなで楽しいことがしてみたいと思った。周りの人に助けられ、ひょっとこ踊りのステージにも立つことができた」と話す。同サンバの魅力を岩崎さんは「踊りが難しくないのですぐに覚えられ、大勢で踊ることで一体感が生まれること」と言う。
現在は10月7日の「日向十五夜祭り」のパレードに参加するため、市庁舎のテラスなどで講習会を実施。パレードの参加者も募集している。実施日時、問い合わせは岩崎さんのフェイスブックまで。