宮崎県水産物ブランド品に認証されている「ひむか本サバ」を使った「ひむか本サバフェア」が7月1日、延岡市北浦町内の5店舗で始まる。
同市北部の北浦、南浦、島野浦の「うみウララエリア」と名付けられた土地で、豊かな食資源を活用し、観光誘客を図ろうと四季を通じて展開するフェアの第2弾。「ひむか遊パークうみウララ推進委員会」(甲斐敏男委員長)が企画した。
ひむか本サバは、天然採捕した稚魚を湾内のいけすに入れ、無投薬で安全、安心に配慮しながら徹底管理して400グラム以上になるまで飼育。出荷前に7日以上餌止めして胃の内容物を完全に除去するため、臭みがなく上質な味わいとまろやかなうま味が特徴という。
期間中は、本サバを丸ごと1匹使い、刺身、焼き物、たたき、汁物などにし、その他の海の幸とともに味わえる「づくし御膳」(3,800円)、本サバの半身を参加店がオリジナリティーあふれる料理にして提供する「食べくらべ膳」(2,200円)が堪能できる。いずれも要予約。
フェアスタートを前に6月29日、「料理処丸金」(北浦町市振)でお披露目会があり、副市長の山本一丸さん、延岡観光協会代表理事の谷平興二さん、国土交通省延岡河川国道事務所長の田浦峰星さん、のべおか若鮎レディの橋本ゆり香さんの4人が、「づくし御膳」を味わった。
同日のメニューは、本サバの刺し身・幽庵焼き・たたきのほか、かんぱちのあら煮、かさごの空揚げ、もずくのたたきオクラ載せ、さばとたいのすまし汁、たいの炊き込みごはんの8品。
谷平さんは「とてもおいしい。新鮮だからいくらでも食べられる」と笑顔を見せる。橋本さんは「初めてひむか本サバを食べたが、サバ特有の臭みが全くなく、歯応えが良く、甘みもある。延岡ならではグルメをぜひ多くの人に食べてほしい」と話す。
参加店は、「料理処丸金」のほか、「お食事処さとう」(北浦町古江)、「お食事処臨港」(北浦町市振)、「潮香ノ宿高平屋」(北浦町古江字鶴山)、「道の駅北浦レストラン海鮮館」(北浦町古江)。8月31日まで。