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延岡で地元出身の現代美術家・小松孝英さん個展 アートと酒のコラボ展示も

実行委員長の内田理佐さん

実行委員長の内田理佐さん

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 「BAR茶蔵」(延岡市新町、TEL0982-35-0223)2階ギャラリーで6月29日から、延岡市出身の現代美術家、小松孝英さんの個展「小松孝英個展 アートとお酒」が開催される。主催はArt Night実行委員会。

延岡市役所市民スペースに展示されている小松孝英さんの作品「延岡城址群蝶図」

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 宮崎市を拠点に県内外で活動する小松さんの作品に引かれた女性10人が集まって立ち上げた同委員会。市内にある焼酎、日本酒、地ビール会社で組織する「のべおか三蔵」の協賛を得て、アートと酒で街のにぎわいを演出しようと同展を企画した。

 小松さんは延岡市大貫町生まれ。富士美術研究所(静岡県富士市)で絵画を学んだ後、宮崎に戻り、宮崎市在住の洋画家・山本祐嗣さんに師事した。福岡市の九州デザイナー学園アーティスト科を卒業後は個展を開きながら現代美術家として活動している。

 金ぱくや銀ぱくを張った背景に飛び交うチョウなどを描いたアクリル画を中心に、和の世界観に洋の要素を取り入れた独自の表現方法で知られる。2010年のCOP10「国連生物多様性条約第10回締結国会議」で作品が特別展示され、2011年には国連生物多様性条約記念ミュージアム(カナダ)に作品が収蔵されるなど、世界的に高い評価を受けている。

 同市内でも、市庁舎市民スペースに長さ10メートルの大作「延岡城址群蝶図」、斎場・いのちの杜に長さ8メートルの「延岡小生図」が展示されるなど、故郷の延岡に強い思い入れを持っている。市内で個展を開くのは5年ぶり3回目。

 初日は19時からオープニングレセプションを行い、「茶蔵」店主の上杉健一郎さん、日本バーテンダー協会宮崎支部相談役で「Bar BUTLER」店主の吉瀬真澄さんによるスペシャルアートカクテルを提供する。入場料は2,000円。

 同展実行委員長の内田理佐さんは「アートとお酒がどんなコラボを見せるのか。空間が醸し出す雰囲気をぜひ多くの方に楽しんでもらいたい。小松さん、バーテンダーの2人、三蔵の皆さんもこの機会を通じ、延岡を盛り上げようと張り切っている」と話す。

 開催時間は13時~24時(29日を除く)。入場無料。7月2日まで。

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