宮崎の県紙「宮崎日日新聞」の日向中央販売所(日向市永江町、TEL 0982-66-5555)が2月5日、御用聞きサービス「まごころサポート」をスタートする。
同販売所所長の小野秀一さんは近年、集金などで配達先に立ち寄った際に「足が痛くて買い物に行くのが面倒になった」「高いところの電球の交換ができずに困っている」「腰が痛いので庭の草抜きができない」などの声をあちこちで聞くようになった。
「地域に根差す新聞販売店として、地元の人が困っていることを解決したい」と考えた小野さんは、ちょっとした困り事を無料で手伝うようになった。その後、「無料サービスだとお願いしづらい」との声が数多く寄せられたことから今回、30分500円(購読者以外は30分750円)で有料サービスとして始めることを決めた。
「電球交換や灯油入れ、落ち葉掃除や草抜きなどのちょっとしたことは、昔は近所の人に気軽に頼んでいた。それが最近は、空き家が増え、高齢化が進み、なかなか他人に頼みづらくなった」と小野さん。「作業スタッフ1人につきワンコイン500円という手頃な金額で請け負うことで、高齢者が孤立しない地域づくりに貢献したい」とも。
利用したい人は店頭または電話で申し込み。サービスを提供する「まごころサポーター」も募集している。