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宮崎県美郷町でキンカン「たまたま」収穫祭 スイーツパーティーも好評

キンカン「たまたま」の収穫体験をする男児

キンカン「たまたま」の収穫体験をする男児

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 宮崎県美郷町の西郷ニューホープセンター(美郷町西郷田代)で1月20日、特産の完熟キンカン「たまたま」のイベントが行われた。

「たまたま通り掛かった」という河野宮崎県知事も

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 宮崎県産ブランドであるキンカン「たまたま」はハウスで栽培し、花が咲いて210日の間、樹木に実を付けたまま完熟させる。出荷できるのは直径2.8センチ、糖度16度以上のもので、最高級品「たまたまエクセレント」は直径3.2センチ、糖度18度以上という条件が決められている。15日、同「たまたま」の出荷が始まったため、県内各地で「きんかんヌーボー2018」と題した記念イベントが開かれている。

 宮崎県北部の代表的な生産地である美郷町では、キンカン農家の団体「美郷町さいごう完熟金柑(きんかん)部会」の指導の下、約60人の参加者がハウスで収穫体験をした。貸し出されたはさみを手に「エクセレントを狙いたい」と意気込む参加者もいた。

 同部会長の土田和志さんによれば、今年のキンカンの生育状況は「夏場の高温、台風、長雨と苦労が多かったが、生産者の努力で平年並みに育てることができた。2Lサイズが中心で食味は良好」だという。

 「キンカンスイーツパーティー」も開かれ、栗加工会社「栗処(どころ)さいごう」のキンカンの甘露煮やドライキンカン、菓子店「村の果菓子屋」のキンカンゼリーやキンカン大福、ピザ専門店「otto-otto」のキンカンジェラートなどが振る舞われた。参加者はキンカンの入った地元産の茶「朝色紅茶」と共に味わい、舌鼓を打った。

 「たまたま通り掛かった」という河野俊嗣・宮崎県知事や美郷町のキャラクター「みさとちゃん」も参加した。

 幼稚園児の娘と小学生の息子と一緒に参加した女性は「収穫体験が楽しかった。子どもたちも喜んでくれてよかった」、妻と参加した60代の男性は「高価なたまたまが食べられて感謝」と話す。

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