日向市中央公民館(日向市中町)で8月30日、「へべす料理教室」が行われた。主催は日向市農林水産部ブランド推進課。
地元特産のかんきつ類「へべす」の同市での消費拡大を目指し、毎年開催されている同教室。講師に料理研究家で管理栄養士の黒木麗子さんを招き、「冷やし中華 へべすダレ」「ゴーヤのへべすさっぱり和え」「へべすヨーグルト」を作った。
黒木さんは「へべすは季節によって酸度に違いがある。出始めの今頃の時期は酸味が強い」「へべすシロップを作る時は、へべすのビタミンCが損なわれないようにシロップを冷ましてから果汁に入れること」などと説明しながら、調理の手順を紹介した。小学生2人を含む参加者21人は、4つのグループに分かれて3品を調理した。
作った料理を試食した参加者は「普段冷やし中華にへべすは使わないが、とてもおいしかった」「へべすの薄切りを盛り付けに使い、かわいらしく仕上がった」と満足げだった。
東京での販促活動を終え、同教室に参加した「へべすの妖精」レディーヘベさんは、「都会でへべすの認知度が上がっていることに驚いた。へべすの魅力を多くの人に伝え、価値が上がるように活動していきたい」と話す。