耳川広域森林組合(日向市東郷町、TEL 0982-68-3515)が1月20日、中高生を対象に林業の魅力を伝える「日本一の林業 魅力発見バスツアー」を行う。
32年連続で丸太のスギ材生産量日本一を誇る宮崎県。同ツアーは将来の林業従事者を育てようと中高生を対象に企画した。
当日は、高さ25メートル、幹の直径40センチのスギを伐木する職人の様子や、スギ材が集まる原木市場、木材を加工する製材・集成材工場の見学を予定する。一枚板を直径10センチの丸皿に仕上げる木工品製作体験も行う。ノコギリを使った丸皿の型抜き、やすりがけなどを予定する。
同ツアーを担当する耳川広域森林組合の上杉誠さんは「林業の魅力は、毎年木の成長を感じられること。山に植えるスギ苗は、ある程度成長した木の穂先を挿し木にして生産しており、国内で資源を循環できる持続可能な産業である点もアピールしたい。生産から加工までたくさんの人が携わっている地元の産業を知るきっかけになれば」と話す。
当日はこのほか、ポッドキャスト配信番組「ちょうどいい材木ラジオ」でメインパーソナリティーを務める井上達哉さんと山川知則さん、同番組編集長の山本望愛さん、兵庫県出身で炭焼き職人を目指すため美郷町に移住した松岡理妃さんのトークイベントも予定する。
開催時間は9時~17時。参加無料(昼食付き)。小雨決行。参加は電話で要事前予約。申し込み締め切りは1月17日。