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日向に佐賀ラーメン店「はがくれラーメン はちまる」 祖母の味を再現

佐賀ラーメンの特徴である卵黄をトッピングした「特製ラーメン」

佐賀ラーメンの特徴である卵黄をトッピングした「特製ラーメン」

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 ラーメン店「はがくれラーメン はちまる」(日向市都町、TEL 0982-54-0780)が3月21日、日向市都町にオープンした。

店主の鶴田勇貴さん(右)と妻・沙百合さん

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 開業したのは鶴田勇貴さん、沙百合さん夫婦。勇貴さんは10年ほど前にサーフィンがきっかけで日向に移住し、運送業に従事。幼少期からの夢だったラーメン店を開くため、今年1月に脱サラした。店名は、勇貴さんが佐賀県出身で、江戸時代中期に佐賀藩士・山本常朝の談話を記した武士の修養書「葉隠(はがくれ)」にちなみ名付けた。席数は、カウンター=5席、テーブル=6席。

 勇貴さんは佐賀県で1968(昭和43)年~1996(平成8)年の28年間、食堂を営んだ祖母の背中を見て育った。提供するラーメンは、寸胴鍋で約9時間煮込んだ豚骨をベースにしたスープに中細のストレート麺を絡める。勇貴さんによると、「祖母のラーメンの味を再現し、昔ながらのあっさりした豚骨ラーメンを追求した。佐賀ラーメンの特徴である、トッピングに生卵の卵黄をのせたメニューも用意した」という。

 メニューは、しょうゆベースで煮込んだチャーシュー、ノリ、ネギをトッピングした「ラーメン」(600円)、通常のラーメンに卵黄をトッピングした「卵ラーメン」(650円)、チャーシューを増量した「チャーシューメン」(800円)、全てのトッピングをのせた「特製ラーメン」(850円)など。

 勇貴さんは「昨年末に私たち夫婦が2人で営むのにちょうどいい広さの物件が見つかり、自分で内装などを手がけた。祖母が食堂をしていた時代に合わせて、店内は昭和レトロな雰囲気に仕上げ、営業中は1980年代の歌謡曲を流している」と話す。

 沙百合さんは「注文を受けるときに、卵黄をトッピングすることを伝えると驚かれる。1日に2回食べに来たお客さんもいて本当にありがたい。日向の人に佐賀ラーメンを知ってもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~14時(スープがなくなり次第終了)。月曜定休。

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