食べる

宮崎・都農の「BUNMEIチャレンジカフェ」が地産地消スイーツ専門店に

地産地消をテーマにした「風・土(フード)プロジェクト・スイーツ部門」で優秀賞の受賞歴を持つ小野喜敬さん

地産地消をテーマにした「風・土(フード)プロジェクト・スイーツ部門」で優秀賞の受賞歴を持つ小野喜敬さん

  • 0

  •  

 宮崎・都農町のカフェ「BUNMEIチャレンジカフェ」(都農町川北、TEL 090-1896-6526)が10月18日、スイーツ専門店としてリニューアルオープンした。

安納芋クリームとレアチーズムースに梨のコンポートが入ったスイーツ「レアチーズ」

[広告]

 カフェを運営するのは、人口約1万人の都農町でまちづくりを手がける「つの未来財団」。昨年3月に同町の金物店「文明堂」の店舗をリノベーションして、多世代交流サロン「文明|BUNMEI」を開業した。サロンを多世代交流の拠点とし、町内のシニア世代向けデジタル関連の困り事相談やキャリア教育支援などに取り組む中で、都農ワインなどの地元の食の魅力を生かそうと活動してきた同財団の山内大輔さんは「活動の一環として、町内で起業を目指す人材が将来の開業に向けて一定期間チャレンジできる場所としてカフェを始めた」と説明する。

 カフェでは、宮崎市から都農町に移住した小野喜敬さんが現在、3人目の挑戦者として活動。5月に同カフェで調理を始めた小野さんはパティシエで、スイーツを提供していたことからスイーツ専門店に業態変更した。小野さんは、製菓の専門学生時代には地産地消をテーマにした「風・土(フード)プロジェクト・スイーツ部門」で優秀賞の受賞歴を持つ。

 小野さんは「スイーツ作りで特に気を配っているのは人を引きつける見た目や形などのビジュアル。『地産地消スイーツ』として地元の旬の食材を生かすようにしている」と話す。

 スイーツは、地元の果物や食材を使う4種類を提供。同町の河野茶園の茶を使った抹茶ムース「グリーンティ」(450円)、地元産の安納芋クリームとレアチーズムースに梨のコンポートが入った「レアチーズ」(420円)、チョコレートとキャラメルのムースの中に梨のキャラメル煮が入った「ノワール」(400円)、都農ワイン「キャンベル・アーリー」を煮切ってヨーグルトムースと合わせた「ロゼ」(360円)を用意する。コーヒー、オレンジジュース(各200円)などのドリンクも販売。スイーツはテイクアウトもできる。

 「カフェをさらに盛り上げるためにドリンクメニューの強化や若い人や移住者向けのイベントの開催、『道の駅つの』や地元農家とも協業していきたい」と山内さん。小野さんは「クリスマスなどのイベント時に目立つスイーツなど、季節替わりでさらにメニューを増やしていければ」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。月曜・日曜・祝日、第2・4火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース