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放置竹林活用「延岡メンマ」で食育 延岡市立川島小学校の給食に

「延岡メンマ」を使った給食のラーメン(右下)

「延岡メンマ」を使った給食のラーメン(右下)

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 放置竹林問題を解決しようと開発された「延岡メンマ」が3月7日、延岡市立川島小学校で給食として提供された。

食育の授業を受けながら給食を食べる川島小学校の子どもたち

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 延岡メンマは延岡出身の農業ベンチャー企業「LOCAL BAMBOO(ローカル バンブー)」(延岡市上三輪町)社長の江原太郎さんが考案。同メンマを知った同小の栄養教諭・土井美佳さんが食育に活用したいと江原さんに持ち掛け、同メンマ入りのラーメンの提供が実現した。

 当日は、江原さんが特別授業を行い、延岡市の山中に増える放置竹林問題を解決するためにタケノコを掘って、有効活用しメンマとして商品化したことや、JA延岡たけのこ部会と共に竹林の整備を行い、規格外のタケノコをメンマにして、生産者の収益向上を図ったことなどを話した。

 土井さんは「江原さんに来てもらい、子どもたちが実際に生産者の顔を見ながら地元の食材を食べることで、学校給食でどのように地産地消を行なっていくかへの理解を深めることができるのではと考えた」と話す。給食での活用に苦心したところを「メンマを給食に使うのは初の試みなので、子どもたちが親しみやすいメニューに落とし込みたかったところ」と話す。

 同校校長の長岡俊勝さんは「現在SDGsの授業を行なっており、土井教諭から話があったときすぐに進めたいと思った。小学生の時に地域のつながりを知ることは、子どもたちにとって良い経験になったと思う。江原さんに来てもらったことで、教育の面でもより深い学習になったのでは」と話す。

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