カフェ「ファレ ウン パッソ」（TEL 090-8418-4751）が10月30日、延岡市安賀多町にオープンした。

この日のスイーツは「紅茶のパウンド」（左）や「バジルのマフィン」

　席数は6席。店主は延岡出身の山本周さん。延岡高校を卒業後、福岡の大学に進み、管理栄養士の資格を取得した。老人介護施設で働いた後上京し、フランス料理店「俺のフレンチ」でデザート作りの技術を磨いた。今年、故郷・延岡に戻り、35歳で同店を開業した。

　店名はイタリア語で「踏み出す」という意味。山本さんは「お客さんが構えずに入れて、手軽にスイーツやコーヒーを買える店にしたかった。きちんとオープンの告知をしたわけではないが、店のインスタグラムや友人がSNSに上げてくれた情報を見て、来てくれる人が多い。高校生にもふらっと寄ってもらえるようになったらうれしい。店頭にいないときは奥の工房で菓子を作っているので声を掛けてもらえたら」と話す。「当面の目標は店を続けること。夢は、沖縄や鹿児島で栽培されている国産の豆を使ったコーヒーを提供し、国産豆も取り扱う店として東京に出店すること」とも。

　ドリップコーヒー（430円）に使う豆は、浅いり、中深いり、深いりの3種類。カフェラテ（500円）、アイスカフェラテ（500円）、りんごのソーダ、りんごのあったかいやつ（各350円）も用意する。スイーツは、バジルのマフィン、紅茶のパウンド（各400円）、ノアールチョコマフィン（420円）、ガトーショコラ（380円）など。日によって内容を替える。誕生日や記念日向けのオーダーケーキは1ホール3,000円から。1週間前までの予約が必要になる。

　営業時間は10時30分～18時。