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延岡で「シルバーマルシェ」 シルバー人材センターの認知向上を目的に若者が企画

秋晴れの中、初開催された「シルバーマルシェ」

秋晴れの中、初開催された「シルバーマルシェ」

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 延岡市シルバー人材センター(西階町1)が11月14日、「シルバーマルシェ」を開催した。

長蛇の列ができた小野カレー

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 会員の野菜・雑貨を販売したほか、延岡市内の日本料理店、スイーツ店、カフェ、カレー専門店などの飲食店や雑貨店が出店。地元サッカークラブ「FC延岡AGATA」による子ども向けのサッカー教室、延岡市、日向市で就労継続支援B型事業所を運営する「めだかファミリーグループ」によるメダカ釣りも行われた。

 同センター事務局長の鶴村敬司さんは「常々シルバー人材センターのイメージを変えたい、会員を増やしたいと考えていた」と話す。縁があって延岡市のITベンチャー企業「サンドウェーブ」(北町)の20代の若手社長、前田遼さんと知り合い、企画・運営を依頼。今回初めてマルシェを開催するに至ったという。

 鶴村さんは「労働力不足を補う存在として認識されているシルバー人材センターだが、健康、生きがい、社会参加を目指しており、会員に楽しみを見つけてほしいという思いもある。現在会員は460人ほど。今日のイベントをきっかけに会員が増え、仕事を紹介する場としてだけでないシルバー人材センターの特徴を知ってもらえたら」と話す。

 前田さんは「まずシルバー人材センターがどこにあるかを知ってもらい、認知度アップに何をしたらいいか考えた。会員の友人、家族だけが来るイベントではなく、シルバー人材センターを知らない若い家族連れをターゲットにした。その人たちが自分たちの両親に今日のマルシェの話をしてもらえればうれしい」と期待を込める。

 今回出店した、北川町でイベントスペース「#北川コフレ」を運営する「雑貨店「zakka.Maju(ザッカ.マジュ)」の妹尾麻樹さんは「天気にも恵まれ、楽しくイベントに参加でき、シルバー人材センターの活動を知ることができて良かった。西階運動公園に近く、お子さん連れには行ったり来たりして遊べるのも楽しかったのでは」と話す。

※鶴村さんの「つる」の字は、正しくはあめかんむりに鶴

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