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延岡の助産師が「ママのお話し交流会」 コロナ禍での「孤育て」防止に

交流会の様子。左は主宰者の水野弥生さん

交流会の様子。左は主宰者の水野弥生さん

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 延岡で産後のママに乳房ケアなどを行っている助産師の水野弥生さんが8月24日、「ママのお話し交流会」を延岡駅前のカフェのイベントスペースで開いた。

助産師の水野弥生さん

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 助産師の資格を持つ水野さんは、産前産後の女性のために助産院「Mama’s wing」を2018(平成30)年にオープン。産前産後のママたちの悩み相談や、おっぱいマッサージ、ベビーマッサージ、離乳食教室などを提供してきた。

 コロナ禍では、外に出られないママたちの孤独な子育て「孤育て」をサポートしようと7月に「ママのお話し交流会」を開催。その際に「外に出られず、子育ての悩みを話し合えるつながりが欲しかった」などの声を受け、今回2回目を開いた。

 当日参加した生後6カ月の女の子のママは「離乳食をなかなか食べてくれない」と水野さんに相談。水野さんは「おっぱいは本能で吸うけど離乳食は訓練が必要。無理に押し込まないで、赤ちゃんが舌をうまく丸められるようになるまで気長に見守ってあげて」とアドバイスした。「赤ちゃんの発育は一人一人違うので、その子に合ったペースで大丈夫」とも。

 子育てが一段落した40代のママは「私が若い頃は食べ物に無頓着で、子どもの栄養のことをあまり考えずに自分自身も食事をしていた。でも授乳中はママもしっかり栄養をとっておっぱいをあげないと、子どもに影響がでることが分かった。ママもしっかり栄養を取ることと、こうして悩みを共有して、心の栄養も補充することが大切」とアドバイスした。

 今回の交流会を企画した2児の母の水野さん自身も不慣れな土地での妊娠・出産を経験し、孤独な子育てを経験した。「産後のママは、ただでさえ赤ちゃんと一緒に家の中に閉じこもる生活になりがち。コロナ禍で産後うつになる若いママが増えているとの報道もある中で、彼女たちの心の健康が気になっていた。『病院まで行く必要はないけれど、ちょっと頼りになる人に話を聞いてもらいたい』という声に応えられる場所を、これかれも提供できれば」(水野さん)

 次回は9月23日の13時30分~、延岡市内で開催予定。参加希望者はMama’s wing(TEL 070-8434-3571)まで。

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