日向市美々津に4月29日、古民家を活用したゲストハウス「日向美々津の宿」(TEL 03-6321-1037)がオープンした。
経営するのは東京都在住の建築家、藤本陽介さんと日向市在住で農業ベンチャー企業社長の江原太郎さん。伝統的建造物保存地区に立つ同物件を知った江原さんが、鎌倉で宿も営業している知人の藤本さんに相談し、開業することになった。
建物は町家づくりで、150年前、江戸時代末期に建てられたとされる。江原さんは「美々津の立縫地区には古民家が立ち並び、共同経営者の藤本さんも建築家の目で見て、『素晴らしい』とすぐにほれ込んでくれた。海が近く、散策して地域の良さを楽しむことができる。室内にはテレビは置かず、180平方メートルの広々とした空間で、居心地の良さを感じてほしい。1棟貸しなので、家族・友人同士などでゆっくり過ごしてほしい。宿泊予約がないときは、イベントなどにも利用いただきたい」と話す。「オープンしたばかりにもかかわらず、ゴールデンウイーク中に宮崎市内の20代男女が宿泊してくれ、『こんなにいい所だとは思わなかった』と満足いただけた」とも。
基本宿泊料金は1万円~(2人まで)で、追加料金は3人以降1人ごとに3,000円。清掃料金9,000円(1泊目のみ)。10人まで宿泊可。館内を見学できるお披露目会を5月19日12時~15時に開く。