延岡市安賀多町に「路地裏コロッケ なろう」(TEL 070-5485-9489)が2月17日にオープンし、2カ月が経った。
延岡市新町でカフェバー「narrow(ナロウ)」を営んでいた貴元(きもと)修治さんが、新型コロナウイルスによる売り上げ減から、業務形態の変更を検討。テークアウト専門店に変更することを決め、移転、開業した。
貴元さんは延岡市出身で、県外で仕事をした後、延岡にUターン。サラリーマンをしながら店も経営していたが、現在は同店の営業に専念する。貴元さんは「やっぱり延岡が好き。空気感、人の温かさがいい。コロナ禍で経済的に苦しい中、愚痴ひとつ言わず全面的に協力してくれた妻に感謝している」と話す。「コロッケはお総菜屋さんなどにもあるが、日常みんなが食べるものなので、シンプルに作ることをモットーにしている。岩塩を使い、大貫町のベーカリー『とも麦』の食パンを購入し、フードプロセッサーを3回回してパン粉も手作りしている」とも。
メニューは「コロッケ」(120円)、「メンチカツ」(180円)、「ハムカツ」(80円)のほか、パンに挟んで提供する「メンチパン」(300円)、「ハムカツパン」(130円)も。「JAZZカレー」(並=650円)は、ジャズの即興演奏のように、その日の店主の気分で具材やタイプが変わるという意味で名付けられた日替わりカレーのこと。「チキンカレーやキーマカレー、ライスもほうれん草を練り込んだバターライスやパプリカライスなど、いつも同じものを用意していないが、お客さんには『楽しみ』といわれている」と貴元さん。
営業時間は10時~18時。日曜、祝日定休。