イベントスペース「#北川コフレ」が4月29日、延岡市北川町にオープンする。
雑貨店「zakka.Maju(ザッカ.マジュ)」(延岡市北川町長井、TEL 090-1923-0270)店主の妹尾(せお)麻樹さんが運営する同施設。エステティックサロン「Angelica(アンジェリカ)」(川原崎町)を経営する節賀礼子さんと共に、かつて飲食店として営業していた物件を借り、年間を通じてイベントの会場などに活用できるスペースにした。施設名「コフレ」は、「宝石箱、小箱」を意味するフランス語から名付けた。
妹尾さんは北川町出身。延岡で仕事をした後、福岡でも働いたが、北川の豊かな自然が好きで、Uターンした。妹尾さんは「食、雑貨、癒やしを3本柱に、女性が仕事や家庭での役割から解放され、内面も外面も磨き、ワクワクする場所にしたい。本来の自分に返り、特別なギフトを受け取ってもらえたら。地域の人が出店したり、イベントを行ったりする発信の場があれば、コロナ禍でなんとなく元気がない人にも楽しい時間を過ごしてもらえるのでは」と話す。
「ハンドメード作家やヨガインストラクター、キッチンカー出店者、農家など、北川町の地域活性に賛同し支えてくださる方々や、これから仕事として始める人のチャレンジを応援する場にもしたい」とも。
オープン当日は、紅白餅の振る舞いや、結婚式場「ガーデンベルズ延岡」プロデュースによる模擬結婚式を行う。会場では、チョウザメ養殖を手掛ける「アクアプランニングエス」(北川町)、バー「シャムロック」(船倉町)、菓子店「SEIKADO」(日向市上町)などが飲食を提供するほか、雑貨店、占い師、アロマの店など15店の出店も予定する。
同施設では、コロナ禍で生まれた偏見をなくすための運動「シトラスリボンプロジェクト」に賛同しており、スタッフと出店者はリボンを胸に付ける。会場では、来場者がリボンを作るワークショップも行う。
開催時間は10時~16時(餅振る舞い=11時、模擬結婚式=13時)。