宮崎県産のブランドキンカン「完熟きんかん たまたま」の産地である美郷町西郷で、キンカン収穫が最盛期を迎えている。
今季は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、収穫祭などのイベントは行われなかったが、1月14日に解禁された。直径2.8センチ以上で糖度16度以上が「たまたま」、直径3.2センチ以上で糖度18度以上が「たまたまエクセレント」として全国で販売されている。
農家が自らの名前に由来する龍のイラストをシンボルマークに無農薬キンカンを生産・販売するのは、「竜玉農縁」の黒木竜太さん。黒木さんによると、昨年、全国各地の野菜、果物、精肉などを直販するサイトで取引が始まったことをきっかけに、多くの人に知られるようになったという。
黒木さんは「今年は昨年買ってくれた人たちがリピートしてくれ、「おいしいから知らない人にも教えてあげたい」と一度に何セットも買ってくれる人もいる。北海道から沖縄まで全国から注文が入っている。化学肥料を使わず自然の力を借りて生産しているので、私ができることは土を良いものにする努力くらい。今年も甘くおいしいキンカンが出来上がった」と話す。大きさや傷の有無によって、上から「竜王」「縁竜」「黄竜」「福竜」の4種類がある。果物は時期によって値段が変わるのが一般的だが、黒木さんのキンカンは年度内の価格変動がないという。
購入希望者は黒木さん(TEL 090-7351-0930)まで。配送可。産直販売サイトでも扱う。