日向市の産業支援施設「ひむか‐Biz」が1月22日、市内の中小企業を応援する「中小企業売上UPシンポジウム」を日知屋公民館(日知屋)で開いた。
「僕を使い倒してほしい」と抱負を語る、ひむか‐Bizの長友センター長
同施設は、中小企業の長所を引き出し、新商品開発や新分野進出での売り上げアップにつながる支援を行うことを目的に、24日に開所する。モデルは静岡県にある富士市産業支援センター(f-Biz)。全国各地に同様の施設が開設されているが、ひむか‐Bizは全国で7カ所目の施設となる。
この日は、同モデルの創始者である小出宗昭f‐Bizセンター長が講演。「日本の企業のうち、99.7%が中小企業。中小企業の売り上げをアップさせることは、究極の地域おこし」と話し、今まで手掛けてきた産業支援施策の成功事例を語り、日向市の中小企業経営者をはじめとした来場者へ「セールスポイントのない企業なんてない」とエールを送った。
シンポジウムの後半には、小出さん、愛知県の岡崎ビジネスサポートセンター(Oka-Biz)の秋元祥治センター長、ひむか‐Bizの長友慎治センター長の3人でディスカッション。長友センター長は、「日向市から名もなきチャレンジャーをどんどん送り出したい。相談は無料なので僕を使い倒すような気持ちで、ひむか‐Bizに来てほしい」と意欲を語った。
ひむか‐Bizでは中小企業からの相談のほか、若者や女性、シニアの起業も育成、支援する予定。相談予約を受け付け中。問い合わせなど詳しくは、同施設まで。