
10月11日に始まる「全国地域安全運動」を前に、延岡地区地域安全大会が9月27日、延岡総合文化センター(延岡市東浜砂町)で行われた。
フラッグを持ち、宮崎県警察音楽隊の演奏と共に踊るカラーガード隊
防犯や交通安全活動を行う延岡地区防犯協会と延岡警察署が毎年開催する同大会。自転車の盗難防止や子どもたちの見守りパトロールなど、延岡の防犯や安全活動に尽力した人や団体が、野中玄雄同協会会長から表彰された。
延岡警察署生活安全課の大石哲生・地域安全係長の講話では、全国で被害が拡大している特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺(以下、SNS型)が宮崎県、延岡市でも年々増加していることを指摘した。昨年度の被害額は、県内で特殊詐欺が約2億円、SNS型が約9億円、延岡市内で特殊詐欺が約2,000万円、SNS型が約8,500万円。「国際電話や電話機に登録されていない番号の電話には出ないこと、恋愛感情を利用しての詐欺では『ハロー、ハニー、愛している』などの甘い言葉が使われるが、その言葉に乗らないことで被害に遭わないように」と注意を呼びかけた。
1947(昭和22)年に設立された宮崎県警察音楽隊が、ナット・キング・コールの「L-O-V-E」や「瑠璃色の地球」などの演奏を披露した。同隊は全国で2番目に古く、九州では初の警察音楽隊。フラッグなどを使い、音楽隊の演奏に合わせて踊るカラーガード隊もパフォーマンスを披露した。