
耳川広域森林組合(日向市東郷町、TEL 0982-68-3515)が8月21日、小中高生を対象に林業の魅力を伝える「ひゅうが木の旅バスツアー」を行う。
33年連続で丸太のスギ材生産量日本一を誇る宮崎県。同ツアーは将来の林業従事者を育てようと小中高生を対象に企画した。
当日は、木材を加工する製材・集成材工場の「中国木材」日向工場の見学や、SDGsコミュニケーターの難波裕扶子さんによる「森林と環境のお話」を予定する。木工体験では、日向高校の生徒と共に同組合と地元の木材加工会社「オークラ製作」が考案したオリジナルのタブレットスタンドを作る。
ツアーを担当する同組合の吉田蓉さんは「日本一の製材工場を見学するほか、木工体験では日向産のヒノキを加工してもらう。情報だけでは分からない触感や独特の良い香りを感じてもらいたい」と話す。同組合の上杉誠さんは「普段から小学校へ出前授業に出かけたり、1月に行われる伐木チャンピオンシップで子ども向けのワークショップを行ったりして、林業に親しんでもらえるよう取り組んでいる。今回のバスツアーは集合場所を4カ所設け、日向市内のいろいろなところから子どもたちだけでも気軽に参加できるよう工夫した」と話す。
開催時間は9時30分~15時。参加無料(昼食付き)。定員30人。同伴の保護者も参加可。申し込み締め切りは8月17日(定員に達し次第終了)。