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日向・美々津に「美々津プラザ」 オープン記念で鏡開きやたる酒の振る舞いも

「美々津プラザ」を運営する江原太郎さん(左)と店長の竹中くるみさん

「美々津プラザ」を運営する江原太郎さん(左)と店長の竹中くるみさん

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 美々津町のコミュニティースペース「美々津プラザ」(日向市美々津)が7月26日、オープンを記念したイベント「美々津のハレの日」を開く。

カフェ「美々津珈琲(コーヒー)」では、国富町の竹炭パウダーを使った「竹炭ラテ」(650円)と「竹炭チーズケーキ」(700円)などを提供する

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 同町は江戸時代から明治時代にかけて港町として栄えた歴史を持つ。今もなお、当時の町家が残り、町並みは国指定の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。近年では、風情ある景観に魅せられた人々が町に活気をもたらそうと、飲食店や宿泊施設などを開業する動きが見られている。

 今回、新たに軒を連ねる「美々津プラザ」を運営するのは、地域商社「LOCAL BAMBOO(ローカルバンブー)」(延岡市)。同社は放置竹林問題に着目して自社開発した「延岡メンマ」の販売、ゲストハウス「日向美々津の宿」の運営などを手がける。

 同施設は、かつてスーパーマーケットとして使われていた空き店舗を活用するため、4年前から計画が進められてきた。敷地面積は200平方メートル。施設正面には五葉松の盆栽を飾り、入ってすぐのスペースに、地域の人が自由に使えるコミュニティースペースを設けた。その奥には、県産スギ材を用いて新設したカフェ「美々津珈琲(コーヒー)」を併設する。

 江原太郎社長は「4年前に美々津町にゲストハウスをオープンして以来、古民家が立ち並ぶ町の魅力や地元の人たちの温かさを実感してきた。地元の人になじみのあるスーパーマーケットだった場所を活用することで、地元の人たちや観光客が再び足を運んでくれるようになればと、開業に踏み切った」と話す。コミュニティースペースは貸し出しも行う。「イベントをやってみたいけどまだ実現できていない人にとって、最初の一歩を踏み出す場にもなれば。カフェスペースにはコンセントを多く備え、Wi-Fiも完備しているのでコワーキングスペースとしても活用してもらえたら」とも。

 竹中くるみ店長は「この施設の、これまでの歴史を大切にしながら地域の人に親しまれる店にしたい。オープニングイベントをきっかけに、私たちがなぜ店を開業したのかという思いや私たち自身のことについても知ってもらえたら」と話す。

 当日は、鏡開きやたる酒の振る舞い、開業までの写真パネル展示を行うほか、生花や飲食の出店なども予定する。

 開催時間は11時~21時。鏡開きは15時~。

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