日向市役所1階の市民ホールで2月16日、サックスとピアノなどのコンサートが開かれる。主催は日向中央ロータリークラブ。
「音だまりコンサート」と名付けられた演奏会は今回で3回目。アルトサックス奏者の川野寿子さんが「せっかく市庁舎にピアノがあるのだから、演奏される機会を作っては」と話したのがきっかけで、同ロータリークラブが企画、開催する。
2019(平成31)年にグランドオープンした同市新庁舎は、建築家の内藤廣さんが設計。駅前の市街地や庁舎の整備に当たり、市民らが話し合い、太陽の光や心地いい風、緑や水、人が集まり、たまる「陽(ひ)だまり」「風たまり」「緑たまり」「水たまり」「人だまり」の5つの「たまり」のあるまちづくりをコンセプトに掲げた。市民ホールには、中でも人だまりを象徴する場所として、自動演奏もできるピアノが置かれている。
同ロータリークラブの会員で実行委員の黒木幸市さんは「5つのたまりに『音』を加えて『音だまりコンサート』と名付けた。ダイバーシティーをテーマに、今回は日向市で働く外国の方々にも来てほしいと思い、日本の情緒ある音楽と国際色豊かな楽曲を届ける。ぜひ一緒に働いている外国の方、近所に住んでいる外国の方を誘って来てほしい」と話す。
今回は鐘ケ浜学園の子どもたちの合唱、川野さんのサックスと柏田ゆかりさんのピアノでのクラシックのナンバーのほか、宮崎県の民謡の一つ「日向木挽唄」のチャンピオン・興梠幸大さんの歌もある。
13時10分開会、13時30分開演。入場無料。参加希望者は実行委員会(TEL 090-8768-8271)まで電話で申し込み、整理券を受け取って参加する。