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日向・東郷町で「なりきり牧水」 着物と山高帽で牧水になりきり短歌披露

着物やわらじなどを身に着け、旅姿の歌人・若山牧水になりきる参加者

着物やわらじなどを身に着け、旅姿の歌人・若山牧水になりきる参加者

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 牧水公園ふるさとの家(日向市東郷町)を中心に9月17日・18日、「第10回なりきり牧水」が開催された。

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 東郷町の医師の家に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した歌人・若山牧水をしのび、歌碑のある牧水公園や牧水の生家周辺の約3キロを散策する同イベント。希望者には着物、山高帽、わらじが貸し出され、竹杖と竹水筒のお土産付きで、日本中を旅して歌を詠んだ牧水になり切って参加した。

 生家見学、歌碑への献酒のほか、自然を愛した牧水にちなみ、ヒガンバナの群生地や地元住人と熊本大学が共同で運営している薬草園の見学などを行った。散策の途中で詠んだ短歌は実行委員会の書道家が短冊に清書し、本人たちによって短歌の発表会が行われた。夜には「夜なべ談義」と称した会が催され、牧水に関する話を聞きながら地元の田舎料理に舌鼓を打った。

 2007年に始まった同企画は今年で10年目。「あくがれて牧水実行委員会」委員長の清水邦彦さんは「今年は東京から参加してくれた人もおり、市内・県内だけでなく、多くの人に牧水と東郷町の魅力を伝えるイベントになってきたと実感している。地元の人と協力しながら、これからも長く続け、参加者に東郷町のおもてなしを体験してもらいたい」と話す。

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