日向・細島にコンテナハウスを活用した6つの店舗から成る「しぶき通り」(日向市細島)がオープンして2カ月がたった。
企画したのは、カキ小屋「かき寧(ね)」の店主である児玉裕紀さん。同店の敷地に7つのコンテナハウスを置き、鮮魚や総菜を販売する「とべしま丸水産」、日向のブランドカキ「細島いわがき」の直売所「慶豊丸」、フライドポテトや焼き芋などを提供する「ポテトウィン」、和菓子の「桃乃屋」、テークアウト専門の「ジュクルパコーヒー」、ベーカリーの「グラム」が出店する。
児玉さんは「海にちなんだ名にしようと『しぶき通り』にした。波が上がる度に飛び散るしぶきのように、人が集まり、盛り上がっていければうれしい。近くに『馬ヶ背』などの観光スポットがあるのに、細島を素通りしていく人たちが多いことを、いつも残念に思っていた。しぶき通りができたことで足を止めてもらい、港町・細島の魅力をもっと知ってもらえたら」と話す。「1店はまだ空き店舗なので、一緒にしぶき通りをにぎわいのある場所にしてくれる方がいたら、ぜひテナントとして入ってほしい」とも。
「桃乃屋」店主の河野洋一さんは、財光寺に次ぐ2店舗目として8月にオープンした。隣にコーヒー店があるので、コーヒーに合うお菓子ということで少し洋風の『おはぎパイ』などがよく売れている。来てくれるお客さんの層も違うので、新鮮な気持ちで店に立っている」と笑顔を見せる。
営業時間は各店で異なる。