宮崎の諸塚村観光協会が8月に開催する「黒岳」登山のツアー参加者を募集している。
標高1455.3メートルの黒岳は、諸塚村最高峰の山。貴重な原生林を残し、登山道沿いからの眺望の良さにも定評がある。夏は「キレンゲショウマ」が黄色い花を咲かせる名所であることから、地元ガイドが案内する登山ツアーを毎年開催している。キレンゲショウマは環境省のレッドリストでは絶滅の危険が増大している種として「絶滅危惧II類」に分類されている。
観光協会の岩切愛子さんは「キレンゲショウマは手のひらを広げたような葉の上に、小さく咲く黄色い花が特徴。顔を伏せて控えめに咲いているように見える。群生地は普段、シカの食害から 守るため、地元企業や近隣住民によって保護され、立ち入ることができず、今回のツアーはその意味でも貴重な機会になっている」と話す。
開催日時は8月9日、10日、22日、23日の9時30分~15時。参加費は3,500円(ガイド案内料、弁当代、おやつ代を含む。小学生までは2,000円)。定員各日20人(最少催行人数5人)。申込締め切りは開催日の1週間前まで。希望者は登山後、諸塚村名物「椎茸すし」(463円)が購入できる。参加申込時に要予約。