延岡市の離島、島野浦で7月23日、「延岡しまん大学」が地元で取れた旬のイサキを使った魚のさばき方教室をオンラインで開催する。
延岡しまん大学は、2019(平成31)年2月に始まった町おこし活動で、島の魅力を学ぶことで関係人口の創出に取り組む。
同大の学長を務める三浦久知さんによると、しまん大学によるオンラインイベントは初。先に撮っておいた魚をさばく動画を見ながら、島野浦にいる講師がオンラインで丁寧に解説する授業で、参加者には事前に島野浦産のイサキを直送しておく。当日は丸のままのイサキを3枚おろしにして、刺身にするところまでを目指すという。
講師の大谷真怜さんは「今年はコロナショックから魚価が著しく低下し、島外での活動もままならないため、工夫して何かイベントができないかと思い、企画した。オンラインなので、県内はもちろん遠方の方や、コロナで外出を避けたい方にも参加してもらえる。初心者でも安心できる内容なので、たくさんの参加をお待ちしている」と笑顔を見せる。
イサキの提供元である結城水産の結城嘉朗さんは「初夏が旬のイサキは脂が乗っていて価値が高い。特にうちのイサキは養殖なので、一般的な天然物よりさらに脂が乗っている。刺身のほか、塩焼き、唐揚げ、煮付けなど何にしても間違いない」と話す。
開催時間は15時~17時。定員は4人。参加費は魚代、教材費込みで2,000円(送料は別途)。締め切りは7月16日。詳細は延岡駅前複合施設 エンクロスのイベントページまで。