宮崎県三梅の一つ「慧日梅(えにちばい)」の観梅会が2月10日、本東寺(延岡市松山町)で始まった。
梅、菜の花、桜、椿の見頃に合わせて開催される「延岡花物語」イベントの一環。
境内には、推定樹齢230年といわれるしだれ白梅の慧日梅をはじめ、白梅50本、紅梅5本があり、青空の下、来場者は毛氈(もうせん)の敷かれた縁台に座りながら延岡茶道連盟による野だてを楽しんだ。式典では居合道の演武も披露された。境内の梅は2月1日に満開になったという。
来場した40代の男性「満開を過ぎた梅が見頃で、白い花と赤いガクの色合いがとてもきれいに見える。白梅と縁台の風情ある雰囲気がいい。お茶もまろやかでおいしかった」と話す。
「若鮎レディ」の大島桃子グレースバタリオさん、川野遥香さんも会場を訪れた。大島さんは「白梅と鐘撞堂のコントラストがすてきな場所。今回、初めて野だてで茶をいただき、とても飲みやすかった。演武、着物姿の人を見たりして風情ある日本文化を体験することができた。地元の人はもちろん、県外の人にも延岡の花を知ってもらいたい」と笑顔を見せる。川野さんは「梅見をしながらお茶をいただくことができ、とても貴重な体験ができた。延岡花物語では、五ヶ瀬川堤防に300本の桜と100万本の菜の花が咲き誇る、『このはなウォーク』というイベントもあるので、この期間に県内外の人たちに来てもらい、延岡を楽しんでいただけたら」とも。
観梅会は2月11日まで。開催時間は10時~16時。「このはなウォーク」は2月22日~24日。